祇園祭用に幔幕を張る家が増加中

京都ではお正月やお祭りなどおめでたいときに幔幕を張る習慣がありますが、近年はその習慣も廃れつつありました。

ところが2013年に八幡山(新町通三条下ル三条町)が御町内の全戸に幔幕を張るという取り組みをされました。八幡山のシンボルの鳩二羽をあしらった幔幕を30枚以上つくられ、祇園祭の期間中は、マンションを含めて三条町の全ての家に幔幕が貼られるようになりました。

[参照] 2013年 京都・祇園祭 八幡山 かわら版 ブログ 幔幕(玄関幕)

三条町などで構成される明倫自治連合会では、祇園祭用の幔幕を張るように推奨しておられます。

[参照] 明倫自治連合会 地域景観づくり計画書

八幡山の会所の幔幕(左、白)と住戸の幔幕(左、上が白、下が紺)

元号が変わったからでしょうか、今年になって新しい幔幕が増えました。

家紋が入った幔幕(左、氏名など一部修正済)と三条町共通の紋が入った幔幕(右)左の家紋は八坂神社の紋(窠紋)に似ていますが、八坂神社は五弁で、こちらは四弁です。

近隣の御町内にも幔幕が拡がっています。三条町の東北隣の衣棚町(三条通新町東入)でも新しい幔幕が二つできました。まず一つ目は三条室町パークホームズという分譲マンションの幔幕。

マンションの幔幕、右端に「令和元年」と入っています。紋はオリジナル。ホテルの暖簾みたいな紋ですが、オリジナリティはあります。

公益財団法人鷹山保存会理事長の(株)山音さんも新しく幔幕を張られました。

見慣れない紋ですが「鷹匠」という名前の紋です。よく見ると鷹の足首に紐が付いています。この紐で鷹を使いこなすから「鷹匠」というわけです。

幔幕に付ける紋は、普通なら家ごとに伝わっている家紋で良いわけですが、マンションとか会社用の幔幕の紋となると検討すべきことが多いようです。

おもしろいことに、ここで紹介した4種類の幔幕は、すべて後藤三郎商店(京都市中京区姉小路通西洞院西入ル)というお店で作られたそうです。オーダーメイドの幔幕が作れる店も減っているようです。

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