みんぱく特別展「夷酋列像 ―蝦夷地イメージをめぐる 人・物・世界―」 2016年5月10日まで

2016年2月25日(木)から5月10日(火)まで国立民族学博物館(吹田市)で特別展「夷酋列像 ―蝦夷地イメージをめぐる 人・物・世界―」が開かれています。
松前藩(今の北海道南部)の家老であった蠣崎波響(かきざきはきょう)筆「夷酋列像」がメインの展覧会ですが、
国立歴史民俗博物館所蔵「蝦夷錦(赤地蟒袍)幕」
なども展示されます。

鷹山の懸装品には蝦夷錦も使われておりました。例えば、1782(天明2)年6月「鷹山人形・飾付一式覚」(京都府立総合資料館;三条衣棚町文書;館古531-8103)

館古531_08103懸装品t

を見ますと、胴巻の上水引が「紺地滝龍蝦夷錦」であったことがわかります。この頃の天水引は「猩々緋雲鳳之縫」でしたし、前掛、左右、見送りの縁も猩々緋縫(刺繍)でした。写真などでみるかぎり蝦夷錦は赤色が際立っているように見えますが、猩々緋の赤とは違うのでしょうか。
同じ赤といっても様々な色合いがありますから、蝦夷錦の赤がどんな赤だったのか確認できるよい機会だと思っております。

ちなみに「蝦夷錦」と言われますが、蝦夷地で制作されたものではなく、中国から北方へ、アムール川、サハリンを経由して蝦夷地に伝来した絹織物で、色も赤系統だけでなく、青色などもありました。
鷹山の懸装品には「蝦夷錦」以外に朝鮮半島経由で伝来した「朝鮮錦」も使われています。

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