平成20(2008)年 祇園祭の鷹山の御神体など13点が京都市の有形民俗文化財に指定

鷹山の装飾品13点が京都市有形民俗文化財に指定されました。今回の指定で、京都市の指定・登録文化財は全部で465件になったとのことです。

新指定・登録文化財 第26回京都市文化財
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000039313.html(2016年4月3日現在)

今回指定されたのは、鷹遣い様、犬つかい様、樽負い様のそれぞれの御首とそれを収納する御首箱、お三方の両手とそれを収納する箱、それに焼けた鉦4点です。
御首箱に「入日記 明和七年庚寅年」とあります。明和7(1770)年頃に入手したと思われます。
鉦(かね)は元治元年7月19日(1864年8月20日)の蛤御門の変の火災で一部が溶けていますが、
「鷹山寄付 西村吉右衛門 天明丙午 林鐘吉辰 京大佛住 西村上総大掾(だいじょう)宗春作」
「鷹山寄付 渡邊徳兵衛 天明六丙午 林鐘吉辰 京大佛住 西■■■■■■」
の文字が読み取れるものがあり、天明6(1786)年に鋳造された鉦であることがわかります。

鷹山のからくりについては、京都市の有形民俗文化財「鷹山装飾品 13点(指定)」の中で、

鷹山は,蟷螂山と並んで,からくりがおこなわれていたことで有名であったが,現在の胴組自体は元治の大火による焼失以後に,会所飾り用として作られたもので,からくりの造作になっておらず,どのような仕組みであつたか知ることはできない。(p.89)

と記述されています。

文献
京都市文化観光局文化観光部文化財保護課(編) 2009,「附第26回京都市指定・登録文化財」,『京都の五山寺院:その歴史と系譜』,京都市文化財ブックス,第23集.