文久2(1862)年8月 祇園社御千度諸入用扣 文阿弥の献立あり

文久02(1862)年8月 祇園社御千度諸入用扣 文阿弥の献立あり
[三条衣棚文書08045]

幕末の文久2(1862)年8月10日、祇園社(八坂神社)に御千度参りをした後、東山の文阿弥で飲食を楽しんだようです。

献立は、昼飯、中酒、夕飯と続きます。昼から初めて、そのまま夜まで。食べて、飲んでの大宴会だったようです。

請求書の内訳の一部を抜き出します。

銭 百文 御神楽料
金三両三分一朱 ト 壱貫弐百四十文 文阿弥 払い   
金弐歩也 御席料
金三歩一朱也 伏弥 酒弐斗弐升 伏見や 弥兵衛

御千度参りのお神楽料は百文。

参加人数は60人でした。お酒を二斗二升、つまり39.6リットルを飲み干しています。
酒の銘柄でしょうか。相鶴、志ら菊、中酒と種類別に量が記載されています。

酒代は「伏見や 弥兵衛」に払われました。
文阿弥は料理を出して席を貸したようですが、現在の宴会のようにまとめて何万円を料亭に払うというのではなく、
酒代、ろうそく代、下足番代など個別に記録されています。