正保3(1646)年以降 寛文3(1663)年以前 鷹山@祇園祭礼図絵巻下(永青文庫蔵)

正保3(1646)年以降 寛文3(1663)年以前に制作された祇園祭礼図絵巻下(永青文庫蔵)に描かれている鷹山も他の江戸前期の鷹山と同じく真松と山籠のある曳山として描かれていて、まだ屋根がありません。その後、鷹山は、他の山と競い合うようにして豪華な屋根を造ります。鷹山に立派な屋根があったことは江戸時代後期の絵図や同時期の町内の古文書で明らかです。
この絵巻の製作年代について八反(2018)は、この絵巻に描かれた八坂神社の鳥居が石製であることを根拠に鳥居が木製から石になった正保3(1646)年以降の作であるとし、さらにこれを嫁入り道具とした水戸徳川家の犬姫が細川家に嫁いだのが寛文3(1663)年であることから、正保3(1646)年以降で寛文3(1663)年以前の作としている。

八反裕太郎. (2018). 描かれた祇園祭 : 山鉾巡行・ねりもの研究. 思文閣出版.pp.112-113.

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